★ウサギ・コレクション★28センチ×25センチ 鬼太郎姫さんの今日の日記 ”黒猫ドアストッパー”を読んで、 家の黒兎を撮ってみました。 ドアストッパーといっても 本来の用途よりも、ほとんど玄関の置物です。 ちなみに切り株の上の赤い奴は、 長い舌が靴べらになっています。 こうして見ると、”3人”はとても親しそうに見えますね。 この際、きねんに名前をつけようかな。 え~と・・・・・ 切り株はカブで、靴べらはベラね。 で、うさぎの名は、、影丸にします。 実物大 クロ弾 ゆうべは家のあちこちに居るウサギ衆を、撮ってみました。 で、まずはブローチ(木製)を。 これは旧友ヨシコ弾からの、プレゼントです。 仕事場のゴタゴタした絵の具棚に生息、 人参を口にぶらさげていたのですが、いつのまにか無くなってしまいました。 あ、クロ弾が食べてしまったのかもしれないですね。 大分前ですが、 飼っていたウサギが死んで、その心の穴を埋めるように、 ひとしきり、兎グッズを買い集めた時期がありました。 人形、皿小鉢、インテリア小物etc・・・ しかし、そんな買い方って、キリがないものですね。 ブラックホールに吸い込まれるような、 そうして、穴はまるでそれらのグッズを食べて、 どんどん育っていくかのような。 ま、それも、いまは思い出のひとつです。 今日はそれらのウサギコレクションの写真撮りをしました。 順に載せていこうとおもいます。 高さ24センチ ニンジン持って 背の高さ9・5センチ 空手ウサギのウッス君 このウサも、オランダのヨシコ弾からの使者です。 格闘技の盛んなお国柄がうかがわれます。 気合がこもった元気者、いかにもヨシコ弾らしい選びだと思います。 使者じゃなくて、刺客と言っても合ってる感じ! 19×12センチ 石膏 イタリアから来たニジ男君 友だちと神戸に行ったとき、夜の三宮で。 アルバムを見たら、’99年の春でした。 20×13センチ きのうは石膏だったので、 つぎは、おもいきり柔かいのでいきます。 これもオランダからやってきました。 ふわふわして、大きなパフのよう。 おなかで鈴がチリチリと鳴ります。 後ろの兎の絵も、そのうちUPの予定です 11センチ・陶器 看護士のマドレーチカ 今は天国にいる、ネコのまるおが病気になった頃、 オランダから派遣されてきました。 いつも、今も、まるおの薬箱のそばに立っています。 名前がロシア的ですが、フィーリングで名づけるので・・・ 獣医さんにも、特別出演してもらいました。 92×34センチ 手拭い兎 人形が続いたので、ちょっと気分転換を。 平らなウサギなど、いかがでしょうか? 走っている感じになるように、斜めから撮ってみました。 背丈12センチ ウエスト17センチ ウエスト16・5センチ 親方&弟子 手拭い兎のつぎは、太っちょウサギです。 左は親方のオランダの紙兎 右は弟子のサイタマの兎 何の師弟? なぁんて深く考えるのは、 なしネ。 28センチ ハロー! 木から生まれた、 木の兎、 体の中の木の精が 遠くの山の木と、通信中? 40センチ ライト兎 人形が続いたので、ちょっと目先を変えてみました。 こういうのって、料理のメニュー立てとよく似ていますね。 コース料理や、懐石の出し順とかに。 14センチ メモばさみ 後足を下に押すと、上半身が浮かんで 獲物をキャッチ! ペーパーウェイト 昨日はメモバサミ兎に足を捕まれたり、今日はペーパーウェイト兎に乗っかられたり、 連日さんざんな、ケチャップマンです。 ブローチとイヤリング 小さいので、ちょっと置物っぽく拡大してみました ほんとはこれが実物大です。 > ピンキーリング (小指用のリング) じつは、ツブコは大巨人なのです。 なぁんてネ。 実物大です イヤリング 実物大 ウサギといえば、やはり長い耳がシンボルだぞ、 と言わんばかりの、長耳イヤリングです。 耳にすべての機能を満載して、宇宙空間を行く流星のよう。 ちょっと辻村ジュサブローが入ってる、妖しのかんじも。 9・5センチ フォーク シブヤのファンシーショップで。 そこは、小さな二階建ての家がまるごとお店になっていて、 1階が雑貨、2階には、布ものが置いてあります。 服、バッグそのほかいろいろ・・・ ちなみに、赤いお皿はツブコ作です。 銅板の4方を折り曲げて色をのせて焼きました。 いつもは玄関の棚で、はんこをのっけています。 NO14のアクセサリーとおなじデザインです。 具象模様の服は、持っていないのですが、 唯一の例外が、このシャツです。 布はさらさらと少し透けて、 優しい風に包まれるような心地がします。 服というより、兎の思い出そのもののような気がします。 実際に着たのも2~3回で、ふだんは箪笥の奥に、 心といっしょに、そっとしまっています。 マグカップ 10×8 野良うさ天国 野生っぽいところが好き。 跳ね方も、ピョンピョンじゃなくて ドスンドスン、てかんじ。 ハガキ大 第27回日展(1995) 【森の息吹】関 登美恵 きのうに続き、野良うさといえば・・・ こんなウサ風景はいかがですか? リビングの本棚においていて、すっかり色あせていますが かえって幻想的な雰囲気になっていると思います。 10センチ 裏に1991 Bastineというサインが。 作者の名前? ガラスの小皿 実物大 ・・・そして、 野うさぎたちが去ったあと 空にはこんなウサの精のような天体が、 浮かんでいました。 実物大 きのうに続いて、 なんとなく、夜空のムード、、、 きのうの青いグラスは、夜空の下で こんな変身をした夢を見たのかも・・・ 15センチ 月光小鉢 うさぎに月光が降りかかる・・・ 16・5センチ ひとり兎 雲をちぎったような兎、 お皿がそのまま月のよう。 19・5センチ 雪兎 うさ食器の第一号です。 見つけたとき、こどもの頃を思い出しました。 庭から雪をとってきて、それをお盆にのせ、 南天の葉で耳をつくって、赤い実が目で・・・ あれは雪兎というのでしょうかね? ところで、なんと今日も午後から雪が! 22・5センチ うさ耳? わ、野うさぎの耳みたいだ! 見たときそう思いました。 私の野うさぎの耳、のイメージは、 ”ごわごわとシッカリな耳”、なのです。 (もしかして、穴掘りシャベル用にしているかもね) な~んて想像するくらいに。 うさぎの耳、を頭にいれてつくったのか、 作者に会ったらぜひ訊いてみたいです。 12・5センチ 野原の自由うさぎ 夕日を眺めているのかな。 どこかお気楽そう。 9・5センチ こんちは兎 ふと窓を見たら、こんな兎が覗いてた。 な~んてことがあったら、たのしいネ。 8センチ フック ウサ食器がおわり、次は小道具に移ります。 まずは、仕事場の棚にかけたフックを。 ウサモノは、このシリーズの初めにまとめて撮ったつもりでしたが すっかり存在を忘れていました。透明なので気がつかなかったのかも。 というわけで、その”ゴメン”に、小道具1号は この忘れられてたトーメイ君、にしました。 20センチ 仕切り屋兎 キッチンにあるパーテーションの3階の住人です。 箱の真ん中に座って、仕切り役をしています。 ウサの左には大きな鋏、右には折尺が入っています。 ペン立て兎と、取っ手兎 3階の仕切り屋のつぎは、 2階の取っ手兎と、仕切り屋の舎弟のペン立兎です。 ちなみにパーテンションは4階まであり その4階にはウサコレ4の空手ウサギが 見張りのように立っております。 16センチ×13センチ しゃしん立て 木兎がやってきて 「トコちゃん原っぱ行く?」 「ウン、いくいくー」 ピョコンッ なんて、しゃしんから飛び出てきたみたいなかんじ♪ 一見、横を向いているようですが、前を見ているんです。 ・・・飼い主でないと、わからないところかも。 鼻とあごの下の白毛がジマンのポイントです。 ・・・・・・・・・・・・ 高さ11センチ ほうろうのカップ とても気に入って手に入れたのですが、 ヒョロっとして不安定なので、 このようにペッパーミル立てに、使っています。 撮影のためにミルを取だしたら、カップの底に 長年の間にこぼれたコショーの粉が、 スプーン一杯くらい、溜まっていました。 50×34センチ 木のトレー 大きくて、おおらかで、 とても使いよいトレーです。 上の連中はきのうのカップと同じウサです。 あ、そうか、下が盛装前、、、なんだキット! この中に混じってみたいな。 ハンコがあったのを思い出しました! こんなかんじ。 ・・・・・・・・・・ ツブコ作 1999 54センチ×46センチ 素材・・・釉薬・雲母・銀箔・銅 五つのパーツに分けて焼きました。 花うさぎ 桜の花に吹かれている、 私のうさぎです。 桜の下のうさぎに、花びらが降りかかります。 耳にとまっているいる花びら、 前足に踏まれている花びら、 うさぎが死んだとき、庭もない団地なので、 近所の友だちの家の庭に埋めてもらいました。 友だちはその上に、 小さな桜を植えてくれました。 それから8年後、作品展のためにつくったものです。 しかしそのときは、なぜかうさぎが桜の下にいることを すっかり忘れていました。 それなのに、初めてのウサ作品がこの花うさぎなのが、フシギです。 うさぎが眠る桜の下は、私の心の庭の奥底と、 つながっていたのだと思っています。 作品展ではこの花うさぎを中心に、 いろいろなアクセサリーをつくりました。 ウサから採れた作物たち、ということにして。 右端のネックレスは裏面を銀箔にしてみました。 4・5センチ 和菓子風 備前焼のような風合いの焼き物。 和菓子の練りきりみたいです。 実物大 石ころ兎 石に目、鼻、耳を描いネコ、は見たことあるけれど・・・ 豆のような 魚のような 震災から4年後の神戸で、見つけました。 バックに使った紙が、豆の模様なのを、 画像にしてから気がつきました。 こういう偶然て、タノシーな♪ 8センチ 木彫りのウサ 鼻や手足や耳が赤いのは、寒さのせい? それとも少し、ブタ? 本棚城の一角のウサ連です。 両手を挙げて鞭をつっぱっているのが城主のやんちゃな若殿です。 赤いアジアン兎、一位の木彫り兎、ラピス兎などなど 多種さまざまな家来を従えています。 銀座のある作品展で私の前に立ちふさがり 通せんぼした兎です。空刃丸という名が即浮かびました。 空刃丸のしゃしん絵ばなし”月光うさぎ劇場” 御用とお急ぎでない方はどーぞ。 ★劇場入り口はこちらで~す。 月光うさぎ劇場 ジュサブローハンカチ 空刃丸の余韻を引いて、 辻村ジュサブローデザインのハンカチを 飾ってみました。 顔幅16センチ 耳からタテに25センチセンチ お面兎 かなり前から、和室の一角にかかっているお面です。 いつもそこにあるものって、目に慣れてしまうのか すっかり存在を忘れていました。 ジュサブローの妖しの世界の流れで、思い出しました。 数日前から風邪を引き、お休みしていました。 ウサコレはまだまだつづきます。 ジョージ君 コレクション45 30センチ 吉祥寺生まれのジョージ君 妖しの世界から一変、 おもいっきりぬいぐるみの世界へ! 21センチ オランダ発 ソラトビ おいらソラトビ。 住んでいるのは、空市空町空番地、 空を飛んでる兎さ、 よろしくー。 得意技は水澄まし遊泳、宙返り、 よろしくー。 キッチンとリビングの間にある、鏡のてっぺんに。 てのひら大 ラヴ兎 ふわふわした針刺しのようなぬいぐるみ。 ちょっと趣味ではないのですが、兎ならなんでもいいと、 目についた兎ものを買っていた頃だったのだと思います。 でも、あらためて見ると RCサクセションの記念ラベルの隣で、 武道館のコンサートに行ったときの 清志郎といっしょに 『愛してまーす』 と声を揃えているみたいにみえます。 買ってきた当初から、ここに居たのに 画像にしてみて、はじめてそのことに気づき、 いとおかし。いとおもしろし。 43×5センチ ウサ座布団 かっぽれの帰りに見つけた小さな風呂敷、 家に帰ってみたら一枚買ったつもりが、2枚入っていました。 きっとなにかのごほうびだ♪とおもい、うれしくいただき、 2枚を合わせて、座布団カバーをつくりました。 私の仕事部屋で使っています。 身長42センチ オランダ発 ウサコ このウサのヒゲは、猫のまるおの落しものです。 猫のヒゲは、年に何回か生え変わるのですが、 古いのが落ちているのを見つけては、このウサのほっぺたにさしていました。 いま数えてみたら16本ありました。 な、わけで、 このウサの名はウサギ+ネコで ウサコでーす。 ご飯茶碗 茶碗の中から勢いよく飛び出して行く、 元気ウサ軍団! 兎もののしゃしんは全部撮り尽くした、と思っていたら なんと、いつも使っているご飯茶碗が、残っていました。 ★ 飼っていた兎が死に、開いてしまった心の穴を埋めるように 目にふれる兎グッズを買い漁っていた時期が、ありました。 どの兎にも、どこかに亡くなった兎に似た一部がありました。 月日が流れ、 そんなことも、”今はむかし”。 (なんせ身近なお茶碗のことを忘れるくらいですからね) 集めた兎グッズをあらためて眺めてみました。 それが、このウサギコレクション・シリーズです。 それぞれの名前は初めからつけてあったのではなく、 画像になった写真を見て、そのとき浮かぶまま、につけたものです。 名がついたことでこれらの兎たちは、もう心の穴の詰め物ではなく、 ひとつひとつの個性ある”物”として、再生したのだとおもいます。 このシリーズも次のNO51で終りますが、どんな兎が登場するか、 おたのしみに! 20×24センチ木製 渋谷発 51番目の兎 この人形を見つけたのは、 8年間飼っていた兎が亡くなって間もない頃でした。 そっと押すと木馬のように、ゆらゆらと動きます。 ほっそりしたブルーグレーの姿がどこか神秘的で、 兎の天使のように、おもいました。 真夜中のリビングの床にポツンと置いてみたりすると、 薄明かりにすっぽりと包まれて、 静かな、ひそやかな幻想の世界が、広がっていく感じがします。 ウサギ・コレクション おわり ・・・ >コレクション 夕方うさぎが死んだ。 翌朝、柩に入れる草花を摘みに外に出た。 草花を摘みながら、うさぎは野原を知らなかったことを思った。 八年家の中で暮らしていて、 一度も外へ出たことがなかったのだった。 沢山の草花といっしょに、 好物のりんごのチップを入れる。 お気に入りのおもちゃも入れる。 ボタン、紐の切れ端 アルミの髪留め、どんぐりなどなど・・・ それらは、 うさぎの元気、うさぎの愉快。 生きたうさぎの証しなのだと思う。 うさぎは近所に住む友人の庭に埋められた。 友人はその上に若い桜の木を植えてくれた。 次の日、兎の絵のついた小鉢を買った。 コップや皿や、茶碗を買った。 うさぎが遊んでいたのと同じのアルミの髪留めを見つけた。 ・・・うさぎはそれををしがしがと噛んだり、 振りまわしながら、わざとびっくりしたように跳ねたりしたものだ。 私は毎日、私のうさぎを探しに街に出る。 深い紺色の目を探し、 幼い頬を探し・・・ そっくりな色の 木のうさぎ。そっくりな口元の置物。 後姿の似たブローチ。 か細い足だけが似ている青銅の兎型のクリップ。 兎のグッズがどんどん増える。 部屋からはみ出し 廊下に溢れ、ドアを破り。 それでも (探しに行かなきゃ) つぶやきながら、街のある遠くの空を仰ぐ。 あるとき、 私はふと、それらのひとつを胸に抱いた。 するとそれはするりと、私の胸に消えていった。 もうひとつ、抱いてみた。消えた。 次々と胸の穴に、集めたグッズは入っては消えた。 あの庭の桜が初めて咲いた年だったとおもう。 |